コンセプト

concept

全ての建物(古家・空き家)にサステナブルな価値を与える

そのために慈雨は
空き家の使い方を様々に提案活用し、
建物や材料ひとつひとつにストーリーを見出します。

サステナブルな暮らしとか、SDGsなんて自分には関係ない。

自分一人が何かしたところで世界は変わらない。

環境問題を口にするなんて恥ずかしい。

そう思っていました。自分自身が生きるのに精いっぱいだし。でも、どうやらそんなことないみたい。


このまま環境問題に目もくれずに、プラスチック製品を使ったり、ごみを出し続けると、自分の体や子供たちにも十分に影響があるようです。

毎日、コンビニによって必ずペットボトルの飲み物を買っていました。今は水筒に水を入れて持ち歩いています。クリアファイルは紙のタイプに変えました。この程度でも十分にゴミは減るし、プラスチックも減ります。

そして、家の問題。空き家問題ってご存じですか?

  • 景観の問題。
  • 放置空き家からの火災問題。
  • 盗難等の治安の問題。
  • 空き家を壊して建てる。スクラップ&ビルドの問題。空き家を解体してでるゴミの処理はかなりの二酸化炭素を排出します。

空き家は2018年の調査時点で850万戸あり7軒中1軒が空き家で、2033年には3軒中1軒が空き家になるそうです。

国交省のアンケートの中で、売却・賃貸等のために情報を広く一般に提供してもよい所有者は15.6%のみです。情報の提供は一切行わないと考えている方は34.4%にもおよびその内の58.1%は利活用を考えていないようです。※参考URL:国交省「空き地等に関する所有者アンケート」
朽ちていく空き家に対して、悪い言葉で言ってしまうと何も考えていない人が一定数います。

でも、実際にはきっと理由があって、

大切な思い出がつまった家を売りに出したくない。

荷物が入ったままで片付けられないし、空き家ではない。

子供たちに残しておきたい。

様々な理由があるとは思います。でも、そういって問題に蓋をする前に相談してみませんか? その一歩を踏み出すことで、地域が魅力的に変わっていきます。

相談・建物を拝見させていただく中で、やむを得ず解体の選択肢を提案させていただく場合もあります。

でもきっと何か残せるはず。解体時の柱なのか、板材なのか。思い出の台所の道具かもしれません。
こんなものと思っていたものが、誰かに感動を与えることがあります。

そうしてサステナブルな社会が見えてくると思います。

子供たちが安心して暮らせる街を残すために、古家・空き家・古道具を利活用しませんか?

これは私、佐々木 雅史の想いです。